Triathlerは、1996年に世界唯一のポータブル液体シンチレーションカウンターとして誕生しました。ライフサイエンスや環境アプリケーションにおいて迅速かつ正確に単一サンプル測定ができ、トリチウムを含むすべてのアイソトープを測定対象としています。

一人で持ち運べるほど小型で軽量なため、フィールドに持ち込んでのスポット測定が可能です。コンパクトな形状でありながら、マルチチャンネルアナライザー（MCA）による高度スペクトル分析、インスタントDPM測定、シングルフォトン発光測定の機能や、オプションでアルファ/ベータ弁別測定機能を追加することができます。

極限の条件下で徹底的にテストされ、その性能を実証されており、砂漠、ジャングル、船上や石油プラットフォームにおいて、とても汎用的に使用されています。

主なアプリケーション

• 国土保全
• 放射線防護
• ワイプテスト
• ライフサイエンス
• 分子生物学
• 生態学
• 環境テスト

ワイプテスト

ラボで日常的に行われるワイプテストにおいて、迅速かつ信頼性のある結果を提供します。

水の測定

オプションのアルファ/ベータ弁別機構は、水中の²²²Rnのようなアルファ-ベータアイソトープを検出するのに理想的です。

例）水中ラドン（^₂₂₂Rn）濃度の測定が、鉱泉分析法指針に示された方法より簡便な直接測定にて行えます。定量限界は60分測定で約7Bq/kgです。この直接測定法による水中ラドン濃度の測定法は、鉱泉分析法指針に示された方法の代替技法として有効です。販売が中止されたIM旋光計の代替品として最適なシステムです。

土壌の測定

適切な抽出技術（例：Eichrom Technologies / TrisKem International 社レジン）を使用することによって、様々なアイソトープでコンタミした土壌サンプルを測定することができます。

分子生物学

代謝研究、遺伝学研究、細胞増殖アッセイ、レセプターリガンドアッセイ、および生物科学におけるその他のアプリケーションに非常に適しています。オプションのプラスチックシンチレーターアダプターを使用すれば、³²Pをカクテル剤を使用しないで非破壊測定ができます。(Cerenkov測定）

海洋生物学

¹⁴C吸収率を見ることにより、海水または湖中の植物プランクトンの成長の調査によく使用されます。

研究分野

ベータおよびガンマアイソトープ（³H、¹⁴C、¹²⁵I）の検出のための、使いやすい診断ツールとして利用できます。

ルミネッセンス（発光）

ATPモニタリング、ルシフェラーゼ、細菌の測定のようなグロー反応とフラッシュ反応の両方を高感度で検出するルミノメーターとして使用できます。オプションの試薬インジェクターを使用すれば、要求の厳しいカイネティック測定等のアプリケーションにも対応します。

トライアスラーには、マルチチャンネルアナライザーとオプションのアルファ/ベータ弁別機構を搭載できます。独自の二次元プロットにより、視覚的にアルファ線ベータ線を明確にでき、アルファ/ベータ弁別の最適化が簡単かつ明瞭にできます。

制御および測定データ保存用のHidex ControlソフトウェアはWindows 10/11対応です。測定データおよび生データ（スペクトル）はExcelまたはtxt形式へエクスポートできます。

425-014  Triathler Luminometer（発光分析に）　　　　　

425-024  Triathler Gamma Counter（少量および最大1,000keVのガンマ核種の測定に）

425-034  Triathler LSC　(液体シンチレーション測定に）

425-004  Triathler Multilabel Tester (液体シンチレーション測定・ガンマ線測定・発光測定に）

425-010  Triathler NaI System（高エネルギーガンマの測定に/核医学に最適）

425-011  Triathler Becquerel Finder（大容量のガンマ線サンプルの測定に）

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