HAGUE 7000 炭素14サンプラー
空気中(CO2)、ガス中(CO2とCO)、有機物(C)中に含まれる炭素14を捕集する装置です
HAGUE 7000 炭素14サンプラーは、環境中または煙突、換気装置、フード、実験室から放出される、空気中の低レベルの炭素14をそれぞれ検出するために使用されます。内蔵する連続した4本のバイアルでサンプルを採取、捕集し、液体シンチレーションカウンターで別途測定します。
動作原理としては、炭素14をソーダ水またはシンチレーション溶液に捕捉し、さらにスペクトロメトリ分析をします。サンプリングされた空気中に含まれる炭素14は、CO2、COガス、有機炭素のいずれかです。COガスは直接1番目および2番目のボトルに捕捉されます。また、COガスと有機炭素はオーブン内で酸化されCO2となり、3番目、4番目ボトルに捕集されます。ボトル内で測定された放射性核種の量と吸い込んだ空気量の比から、C14濃度を算出することができます。
特に原子力工業、原子力発電所、原子力研究所、核施設、放射性廃棄物処理施設、貯蔵施設、アイソトープ研究所や焼却施設中の炭素14の捕集に最適です。
- 捕集効率は99%です。ソーダ溶液中のバブリング行程によって行います。
- 炭素14はガスと有機物の形で触媒オーブンを使用して集めます。
- 蒸発を少なくして捕集する冷却捕集による方法で行います。
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バイアルが2本のタイプでオーブン機能が搭載されていないHAGUE 5000も取り扱っています。
特徴
- 冷却システム (バブリングボトル内の標準温度:7°C) を採用することにより、蒸発量が減少し、毎週の収集が可能
- SLPH で調整された流量 (標準温度は 0 ~ 25°C に設定可能)
- 長寿命のメンブレン製エアポンプを搭載
- 入口粒子フィルター
- ステンレス鋼316L製の空中回路
- 使いやすく、瞬時に開くキャビネットで 4 つのバブリングボトルを取り出すことが可能
- 流量(SLPM)とサンプリング空気量をリアルタイムで表示
- アラームレポート
- 不具合報告機能
- 省スペース
- 排気筒および環境中の大気サンプリング用
特別な機能
- COFRAC認定のエアフローキャリブレーターで校正されたエアフローメーター
- アルミナ触媒上の白金を使用し、450°C に調整された酸化炉
- バブリングボトル内の温度を 7°C に維持するように調整された冷却システム (周囲温度が20°Cの時)
主な納入先
EDF(フランス)
CEA(French Atomic Energy Board)(フランス)
AREVA NC(フランス)
ANDRA(フランス)
French Navy(フランス)
University of California(米国)
TVO(フィンランド)
IAEA(オーストリア)
ENDESA(スペイン)
Vattenfal(スウェーデン)
CGN(中国)
KEPCO(韓国)
CERN(スイス)