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Wilma™ (ウィルマ) 水中の放射能(3H、90Sr、137Cs、241Am)オンラインモニタリングシステム
Wilma™は水中の低レベルのアルファ線/ベータ線核種を検出するために開発された最新型のオンライン水モニタリングシステムです。EPA/NRC(米国環境保護庁/米国原子力規制委員会)ガイドラインに基づいた測定です。
環境中における水中の放射能モニタリングや、原子炉の冷却水や保管水中にリークされた3Hのモニタリングや、飲料水における放射能汚染のオンラインモニタリングなどにご使用いただけます。Wilma™には、自動でサンプリングやミキシング、そして測定、洗浄処理を行う機能が搭載されています。
独自のWindows対応のユーザーインターフェイスを使用します。タッチスクリーンのタブレットやUSBメモリを使用することで遠離地でも快適にリモート操作することができます。また、30日間連続で自動運転が可能です。装置はコンパクトのため、省スペースでご使用いただけます。
機器構成
- 液体サンプル用モジュール
- 液体シンチレーション(LSC)方式による同時検出システム
- マルチチャンネルアナライザー(MCA-8,192チャンネル)
- タッチスクリーンタブレットやUSBを通してのリモート操作によりコントロールできるデータ収集/解析ソフトウェア(Windows対応)
アプリケーション
- 環境分析:環境中における水中の放射能(3H、90Sr、137Cs、241Am)モニタリングに・・・
- 原子力発電所:原子炉の冷却水や保管水中にリークされた3Hのモニタリングに・・・
- 国土安全保障:飲料水における放射能汚染のオンラインモニタリングに・・・
ソフトウェア(Windows8対応)
- 操作が簡単で、しかも最高レベルの順応性を有しています。
- アプリケーションに応じて、順次ソフトウェアを作動でき、そしてその編集も可能です。全てのシステムパラメーターは、収集、測定、そしてサンプルフラッシングを最適化するために制御できます。
Wilma™ソフトウェアは大変に進化しており、この結果、システムはオペレーターの有無に関らず、数週間にわたり使用することが可能です。収集、サンプリング、フラッシングと全てのシステムパラメーターは事前に特定された設定に基づいており、各カウントサイクルには、類似のデータファイルがあります。このファイルは保存され、解析のために後で復元できます。この技法により、据付タイプ、あらゆるユーザー要望や必要検出レベル(カウントタイムによる)にも対応できるよう、簡単に変更可能です。
簡単なホームスクリーンによって、装置の基本機能へと簡単に辿り着けます。
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8,192チャンネルのMCA(マルチチャンネルアナライザー)より得られるスペクトラムは、放射性核種の興味領域を明確できるように、サンプルの測定中に生成されます。 |
ハードウェア
- 水サンプル中の低レベル3Hや90Sr、その他のアルファ線(241Am)/ベータ線の核種をリアルタイムで検出できるシステムとして設計されています。
- 自動でサンプリングやミキシング、そして測定、洗浄処理を行う機能が搭載されています。
- 使用サンプルが5mlと少量で済むため、無駄な廃棄物を出しません。
- 米国環境保護庁/米国原子力規制委員会のガイドラインに基づいています。
- サンプルスペクトラムと放射能レベルの同時測定が可能です。
- オペレーター不在でも、長時間の自動運転(30日以上)もできるよう、頑丈な設計です。
- 追加分析として、汚染している可能性のあるサンプル(定められた閾値を超えた)の自動変換ができます。
- コンパクト(480×400mm)なため、省スペースです。